主婦はお金を借りられない?

わが国の憲法は法の下の平等をうたい、性別によって教育を受ける権利や収入を得る権利に差があってはならないと定めている。

 

男女雇用機会均等法(現行法は1985年の改正がベース)によって女性の社会参画が進んできているものの、雇用の多くがパートアルバイトなどの非正規雇用であり、正社員としての雇用を受けている女性の数は男性のそれに比べてまだまだ少ない。

 

法の掲げる理想と現実は乖離していることが多いが、女性の役割に対する認識程タテマエとホンネの間に開きのある問題もそう奥は無いように見受けられる。

 

「女性は家を守って当たり前」と言う考えが世の男性、時に女性本人に浸透しており、正社員としての雇用を折角得られても家事との両立で疲労困憊の状態にある女性もたくさんいる。

 

現金収入を夫等の収入に依存して家事に専心する主婦を専業主婦と呼ぶ。主婦のする家事その他の仕事に給与を払うとすると、サラリーマンの2倍以上の年収になると言う調査結果がアメリカの調査会社から出されているが、帳簿の上では専業主婦は無収入とみなされる。

 

そのため、借入をしようとしても融資元に断られてしまうケースが少なくない。ことに総量規制を盛り込んだ改正貸金業法(2010年〜)の施行後はお金を借りられなくなり、窮地に陥る主婦が続出していた。

 

金融業者の多くは、現在、世帯主の収入を主婦の収入とみなすなどの救済措置を取っているので専業主婦はお金を絶対に借りられないと言うわけではないが、世帯主の同意を得なければいけないケースが多く借入のハードルは上がっていると言う声も多くあるのが現実だ。

 

銀行が発売しているカードローンも、総量規制の対象外となり、専業主婦の方もお金を借りることが出来る。